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雨と紅茶と椅子のうえ

愛想くらいはいい子でありたい

【1日目】人口300人、周囲8km!東京の離島「利島」は見事に何も無い島だった #tokyo島旅山旅

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利島に行ってきた

こんにちは! さえりです! 

 

東京観光PR事業のため、東京にある離島「利島(としま)」に行ってきました! 利島とは伊豆諸島にある島のひとつで、船とヘリで最速4時間程度でいける島なんです。

 

「利島? 聞いたことない……」

 

……という声が聞こえてきそうなので、まずはわかりやすく利島の紹介をしますね。

♫〜〜

 

はァ!

 

テレビはある!ラジオもある!

 

だけど、コンビニがねェ!スーパーもねェ!信号機も一台もなければ、人口も約300人しかいねェ!

 

タクシーがねェ!バスもねェ!なんと周囲がたった8kmしかないんだぜ!

 

それが利島〜 それが利島〜 東京にある島で正式には村だ〜
あんまり知られてないけど一応〜 東京都にあるんだで〜

 

はァ!

 

昼食を食べられる店がねェ!飲み屋もねェ!娯楽といえば1軒だけあるボーリング屋とカラオケ屋しかねェ!

 

お土産屋も1軒しかねェ!自販機もほとんどねェ!あるのは海と椿(ツバキ)だけ!

 

それが利島〜 それが利島〜 東京にある島で正式には村だ〜
あんまり知られてないけど一応〜 東京都にあるんだで〜

〜〜♫

 

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と、いう古い歌に乗せてご紹介いたしました利島(わからなかったらすいませんね しかも思いのほか字数を使いまして恐縮です)。

 

 

いや、冗談抜きで、本当に無い無い尽くしの島です。

 

 

しかも人口300人。最近わたしのツイッターはフォロワー30000人を超えたので、フォロワーの100分の1しか人口がいない(ってフォロワー換算するなって怒られそう)。

 

なのに、椿の木が20万本生えているという、椿のほうがヒエラルキーの高い島。ウケる。

 

ちなみに夏場はイルカと泳げるらしいんです。すげぇ!

 

も冬は何も無いらしい。ウケる。

 

でもさ無い無い尽くしって簡単にいうけど、どんだけ無いわけ!?って思うでしょ。

 

観光ついでにその辺も探りに行ってきましたよ! 2泊3日の旅、全部で3記事にしたので長いけど最後まで読んでね! 

 

1日目の朝

朝08:30、竹芝ターミナルからジェット船に乗り込みました。前日は仕事で準備完了したのが遅かったので、朝からへとへと。

 

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ねむい。つらい。家で寝ていたい。

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ジェット船東海汽船(往復13,840円)でまずは大島という島に向かいます。

 

約2時間の船旅はほぼ満席。番号も割り振られていて、わたしは窓から遠かったのでずっと寝てました。レインボーブリッジの下とか、通ったらしいよ。うんうん。いいことだ。

 

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大島に着いたら今度はヘリに乗るべく空港へ移動! 船で島に行くこともできるけれど、冬場は海が荒れるので欠航がめちゃくちゃ多いらしい。

 

絶対に行きたいひとはヘリに乗ろう! 

 

でも、ヘリは島民が乗るのでなかなか予約がとれないとのこと。行くのにハードル高杉。

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たどり着いた超ちいさい空港。ここからヘリに乗ります。(ちなみに片道7,230円 加えて荷物代が少しかかります)

 

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ヘリの移動は、たったの10分くらい。ちなみに9人しか乗れません。狭い。

 

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これが外から見えた島。あまりよく見えない側だったので写真はイマイチですが、見ての通り「崖」。

 

砂浜とかもない。

 

ただ、山が一つ海の上に浮かんでいるようにさえ見えます。ここにはなにも無いらしい、と思うと少し緊張してきました…。

 

 

ついたら民宿のおとうさんが迎えにきてくれていて、すぐに民宿へ。

 

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今回お世話になるのは「寺田屋」さん。新館らしい。綺麗。

ついてすぐに、お昼をいただきました。ちなみに冒頭で触れたとおり、島には昼食が食べられる食堂がありません。

 

昼食を食べたければ、民宿などで事前に予約しておく必要があります。

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うまい。熱い。うまい。熱い。を何回か往復して、はい、ごちそうさま。

 

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さ、もらった地図を元に、散歩でもしよう!!!!!!

 

っていってもねぇ……じつはこの利島……

 

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集落はここだけなんです。(この際、かわいらしい絵には触れない)


ここ以外には人は住んでいないらしい。

 

というのも、利島は火山活動によって出来たのでほとんど平地がないらしく、なだらかなこの場所に家が密集してるらしい。

 

集落の地図はこんなかんじ。

 

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しかも、ここからここまで

 

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5分くらい。

 

 

せまっ! 方向音痴のわたしでも迷いようのない狭さ。

 

散歩してみた


冒頭で紹介したとおり、タクシーなんぞありません。しかもこの狭さなので徒歩で余裕。

 

散歩してみました。

 

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実に島っぽい風景。坂と階段だらけ。鳥の声しか聴こえない。

 

ちなみに砂浜がないから海の音もほとんど聴こえません。

 

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ねこかわいい。

 

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切ない顔の子ねこもいた。

 

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さすがヒエラルキーの高い椿、綺麗です。

 

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撮ってくれる人がいないので、自撮りします。

 

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カメラをセッティングしての大掛かりな自撮りも。

 

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って……、

 

人いなさすぎ。

 

カメラをどこかにおいてタイマーでシャッター切って走って確認しに行って、もう一回撮り直して……ってやっても恥ずかしくないくらい人いない。





と、途方に暮れながら過ごしていると、

 

第一村人発見!

 

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椿の種を拾っているおばあちゃん(自称91歳)でした。


じつはここ利島には椿農家さんがたくさんいます。

 

彼らは椿油を作って売っているため、椿の種を拾って持っていくとお金に還元してくれるそう。

 

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ちなみに1キロ800円(2016年現在)。結構大変です。

 

そして島のおばあちゃんたちが90度近く腰が曲がっているのは、なんと椿をずっと拾っているからなんだそうです。

 

曰く、「痛いっていうより、拾いやすい」らしい。意識高い。

 

 

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これが島に唯一ある小中学校。

 

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これが島で唯一の、遊具のある公園。

 

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島で唯一の郵便局。ATMもここしかないので島の人はみんなゆうちょだね。

 

……。

 

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戻ってきてしまった。

 

 

すげー! まじでなんも無い! しかも島にあるおそらく観光客しか来ないであろう郷土資料館、土日は休みだった!(観光へのやる気くらいあってほしい)

 

夕日を見に行った

 

散歩していたらいい時間に。海が綺麗だし、夕日を見よう! と歩いていると、海付近でお仕事中の島民の方に会ったのでちょっと話をきいてみました。

 

 

f:id:Saeri:20160115222357j:plain:「こんにちは〜」

 

島民A:「お、こんにちは」

 

f:id:Saeri:20160115222357j:plain「島、初めて来ました!何もなくてびっくりしてます! 島の方って、普段仕事以外はどんなことしてるんですか……?」

 

 

島民A:「釣りしたり……明日葉(アシタバ)摘んだり……?」

 

f:id:Saeri:20160115222357j:plain「(やんちゃ盛りの子供みたい)」

 

 

f:id:Saeri:20160115222357j:plain:「コンビニもスーパーもなくてびっくり! 食料とか困りませんか?」

 

 

島民A:「うーん。島には商店が数軒あるからそこで買うか、あとはネットだね〜。野菜とかも買えるから」

 

f:id:Saeri:20160115222357j:plain「(ネット…!? 思ってたのと違う)」



島民A:「でも船が欠航する日が1週間くらい続くと届かなくってさ。さすがに困るね」


f:id:Saeri:20160115222357j:plain「えっ、そのときはどうするんですか?」

 

 

島民A:「釣りしたり……明日葉(アシタバ)摘んだり……?」

 

f:id:Saeri:20160115222357j:plain「(デジャブ?)」

 

 

……どうやら島民の方々はネットで野菜を注文するようです

 


ちなみに今アツいのは西友.com で、野菜は「となりの八百屋」がオススメらしい。

 

 

ちょっと思ってたのと違うなと思いつつ、夕日をみるべく桟橋へ。

 

すると釣りをしてた人が「あっちのほうが綺麗にみえるよ」と夕日スポットを教えてくれました。

 

桟橋にきてからめっちゃ住人に会う。桟橋が住民のホットスポットかな?

 

そして、桟橋はまさに絶景。

 

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やばい綺麗。

 

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やばいやばい。

 

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もはや夕日が綺麗にみえつつありますが、こういう桟橋を青春っぽくバランスを取りながら進んでその先でせーので夕日を見るんだ、と心にきめて進みます。

 

 

まだ見ちゃダメ まだ見ちゃダメ まだ見ちゃ……

 

アッ……

 

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全私が、泣いた。

 

疲れたOL、簡単に感動した。油絵のような濃い色の波、どこまでも続く水平線。穏やかな濃い波がたぷんたぷんとうねる中、ひたすら無の気持ちで沈むまで見てました。

 

贅沢だな……

 

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この日は冬には珍しい「凪(なぎ)の日」。

 

冬なのに穏やかで風もほとんどなく、穏やかな波の中で夕日を沈むまでみれたのは珍しかったようです。神様ありがとう。

 

帰ろうとしたら先ほどこの夕日スポットを教えてくれた島の方に再度遭遇し、釣りをみていたら「これ食いなよ。民宿の人に調理してもらいな」とムツという魚をもらいました!

 

さらに「どこ泊まってんの? 送って行ってあげるよ」って、親切!!!!!

 

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たまたま桟橋で知り合ったのは、役場で働いているおにいちゃんと、船関係の仕事についているおにいちゃん。

 

親切すぎてすでにOL泣きそう。ありがとうございますありがとうございます。

 

夜ご飯

そして夜ご飯……!

 

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うまそう〜〜〜〜!!!!!!!

 

島でとれたものばかり。料理名は聞いたんだけど、お腹空きすぎてていくつか忘れた。刺身はこの日釣れためじな! 釣れたばかりだから弾力があって、くせがなくて美味しかった……。

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先ほど役場のおにいちゃんにもらったムツという魚も塩焼きでうまそうな姿に。(うまそうすぎて一匹食べてから写真とった)

 

白身でこれがゥンマイ! 島飯、最高。

 

役場のおにいちゃんたちも寺田屋に来てみんなで団欒を。

 

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民宿のおとうさん。

 

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おかあさん。

 

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夕日スポットを教えてくれて魚をくれて民宿まで送ってくれた、役場のおにいちゃん。名前はSさん。

 

Sさんは、3年前に東京から利島へと移住してきたらしい。

 

それまでは結構バタバタと働いていたのだけど、元々海が好きで、イルカと泳ぐために利島に来たこともあって、思い切って利島へ移住。

 

f:id:Saeri:20160115222357j:plain:「東京から移住してくると何もなさすぎてつまらなくなったりしないですか……?」

 

 

Sさん:「たしかになんにもないんですよね、利島は。でも、意外と無いなら無いで困らないんですよね」

 

 

Sさん:「あと何もないからこそ、自分でいろいろ考えるようになって、楽しいんです。

 

明日の波はどうかなとか、風はどうかなとか、食べたいもの釣りに行こうとか。そんなこと考えてたら、不思議と飽きないです」

 

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船の仕事についてる男の子はIくん。

 

Iくんは私と同い年なのだけど、8ヶ月前に島に移住してきたらしい。埼玉県出身らしいですが、不思議な縁があってここに住むことになったんだとか。

 

 

f:id:Saeri:20160115222357j:plain:「島の人たちすらなにもないと言ってる利島ですけど、どこがすきですか?」

 

 

I くん:「なにもやることがないところ」

 

 

f:id:Saeri:20160115222357j:plain:「なにそれ、深イイ」

 

 

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神津島のお酒をいただきながら談笑。

 

色々な話をきいたのですが、一番びっくりしたのが「利島にいる年齢層で一番多いのは30代」 ということ!!!!!

 

島ってご年配の方だらけのイメージがあったのですがそんなこともないようです。近頃はIターンの人も増えているのだとか。

 

加えて利島の不思議なところは「人口がずっと一定なこと」

いや、不老不死とかじゃなくて。でもなぜか昔からあまり増えたり減ったりしないらしいんですよ。不思議。

 

利島、面白いな!?

 

他にも面白い話をたくさん聞いたので箇条書き程度に紹介を。


・住宅は、持ち家か村営住宅か社員住宅があるのだけど、村営住宅の家賃は「収入」によって異なるらしい

 

・たったの8000円で2Kの家とかあるらしい

 

・島の店でも野菜は手に入るのだけど、種類が少なく値段もネットで買うよりもやや高め。需要があるのだからめちゃ安くしてたくさん売ればいいのに、と思ったけれど「船の欠航が続いたときはそれでも売れるから、このままでいい」という考え方らしい

 

・農業をやってお店におろしてる人はたぶん一人しかいない

 

・その他趣味で農業している人はいるけど周りの人にあげちゃうらしい

  

・民宿のおとうさんは「農業をやる人が増えてほしいなぁ。キャベツとかレタスが年中とれたら嬉しいのに……」と言ってた

 

・でも実際にやろうとする人はいないみたい

 

・だってネットがあるから……

 

・ちなみに東京に行く船は島民割引(30~35%オフ!)があるので、島民はしょっちゅう東京に行ってる

 

・そのときにスマホやら車やら必要なものは買ったりするんだって

 

 

利島に来る前に抱いていた疑問をもりもりぶつけてみたら、みなさんもりもり答えてくださって「な、なるほど」な時間。ありがたや。

 

 

就寝

 

いろんな話をきいてるうちにいつのまにやら23時。

 

利島、面白いなぁ〜……という月並な感想を持って就寝!

 

たっぷり寝るのも島の楽しみ方のひとつだからね!

 

 

2日目は、利島の中で一番高い山に登ったあと、年中見えるという天の川をみてきましたよ〜〜! 

 

明日 1月18日に公開するので、ぜひ読んでくださーい!

 

それでは!