【3日目】帰りたくない…。東京都にある無い無いづくしの島「利島」は何も無いのが最大の魅力だった #tokyo島旅山旅
おはようございます。さえりです。東京都の観光PR事業のために、東京都にある離島、利島にきています。
※この記事は、利島3日目のレポートです。
1日目「【1日目】人口300人、周囲8km!東京の離島「利島」は見事に何も無い島だった #tokyo島旅山旅」
2日目「【2日目】東京の空とは思えない! 一年中天の川が見える「利島」の星空が美しすぎた #tokyo島旅山旅 」
あわせてどうぞ〜!
3日めは意外と早くにやってきた
なんもない島だから、なんにもやることないだろうと思ってたら、意外とやることがいっぱいありました。
散歩したり、釣り見たり、ご飯食べたり、山登ったり、おしゃべりしたり、夕日みたり、星みたり。
何もない場所のはずなのにやることがたくさんある。なるほど、これが魅力、か。
3日めは帰りの日。はやかった。お昼の便だったので、昼までのんびり散歩や仕事をしてました。(朝ごはんは眠すぎて写真撮り忘れた、ごめんなさい)
島の商店を見てきた
一番多くの商品や野菜を売っている農協はお休みで見れなかったのですが、個人の商店を覗いてきました。
みてきたのは吉多屋さん。
1日目、2日目の調査ですでに「島民は必要なものをネットで買う」という情報は集まっています。
Amazonもちゃんと届く利島。
でもやっぱり、冬など欠航の続く日は商店で買い物をすることもあるようです。
気になる商店。中に入ると……
飴を売っているのに、
なぜか無料でも配っていたり、
野菜はこんなかんじで種類少なめに売られていたし(きゅうりがあるのは意外)
豚肉は300gで650円〜だった。
日用品はやっぱ高いけれど
無料のシールがあった。
もらった。
利島の魅力を伝えるべく大量にもって帰ったので、声かけてください。利島大使としてあげます(勝手に)。
その他のお店も同じようなラインナップでした。お菓子とかも種類少ないし、なんか島暮らししたら痩せそう。
その他、島でみつけた変わったもの
そういえば島には少し変わったものもありました。
たとえば、我らが「伊右衛門」。
これほんとに伊右衛門?
こんな形の伊右衛門みたことないです。
それから……
自販機の売り切れがすごい。ちなみに島の中でもペットボトル150円で売ってるところと、160円で売ってるところがありました。価格を気にしないスタイル。
あとは何度も書いたんですけど、島は坂道か階段しかありません。
なので自転車も島にはほとんど存在しないらしい(聞いてみたら1台くらいしかないんじゃないか?と笑っていた)。
島に行く方は、靴だけは気をつけてくださいね。
民宿「寺田屋」も紹介する
お世話になった民宿、寺田屋ですがざっと振り返るとこんなかんじ。
部屋には洗面台もドライヤーも付いてた。十分な広さ。
食堂。
廊下。
お風呂も広かった。
それで一泊7,800円です。
決して格安ではないですね。でも美味しいご飯があって、何もかも助けてくれます。やさしいおとうさんおかあさんがいて、癒されますよ。
ひっそり民宿の奥に静かにいるコナンちゃんはめちゃ可愛かったです。ちなみに島に犬は5匹くらいしかいないらしい。希少動物。
ついに東京へ帰ります。
そんなこんなですぐにお昼の時間になり、ヘリポートへ。
すごいさみしいな!? 早かった!! のんびりしてただけなのに早かった。
ヘリポートで圏外になってしまった携帯を見つめてぼんやりしていると……
???:「さえりさんいますか〜?」
:「!?」
昨夜星を一緒にみた、Sさんの奥さんが〜〜〜!!!
Sさんの奥さん:「お見送りしようと思って!あと、おにぎり持ってきたよ〜」
感涙2016アゲイン。
明日葉の入ったチャーハンにぎり・・・
あったかい・・・
チャーハンも・・・
島も・・・・
あったかいよ・・・・
しかも、うまかった・・・・
最後まで手を振って見送ってくれるSさんの奥さんを見つめながら、島からヘリで飛び立ちます。
Sさんも「また癒されに帰っておいでね」と言ってくれたし、民宿のおかあさんも「次は知り合いができたからもっと楽しくなるよ」と言ってくれた。
普通に感動した、ぐすん・・・。どこの魚の骨かわからないようなヒョロいOLを迎えてくれて本当にありがとう。。。
大島から東京へ
大島ではタクシーのおじちゃんにUFOについての話を延々と聞かされ、
行きとは違う気持ちでジェット船に乗り込み、
窓際で行きよりもいい席にのって波を眺めていたら、
あっという間に東京に帰ってきてしまいました。
船の中ですでに仕事のメール届いてて、竹芝に降り立つ頃にはすでに日常モードに戻ってました。
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結論
なにもない島、利島のことが好きになった。
最後まで読んでもらえたらわかると思うのですが、言わされているわけでもなんでもなく、この小さな島「利島」のことが本当に好きになりました。
小さいからこそ、すぐに歩けてしまう。全部回れてしまうと、すぐに親しめる場所になって、身近に感じられる。
滅多に人に出会わなかったけれど島で出会った人たちはみんな優しくて、でも少しシャイで、控えめな人が多かった印象。
静かに過ごしたければきっと放っておいてくれるだろうし、仲良くしてほしければきっと親切にしてくれるだろうなという、じつに”東京っぽい離島”だと感じました。
近くて遠い島「利島」。
今日も静かにあの島が存在していると思うと、不思議でなりません。
ほんとにあったの? と思うような島の時間。
いや、無い無い尽くしの島ですが贅沢な時間ととびきりの優しさがここにはあります!!!!
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ちなみに…
個人的にはあの海に出っ張った桟橋が一番のお気に入りです。あんな夕日、ほんとに見たことなくてOLは目から汗をだだ流しでしたよ。
「辛いこともあるんだけどね・・・でもがんばるよ・・・」とか波に呟いたりしたもんね。
最初の日に偶然出会っただけなのに最後まで親切にしてくださったSさん。そしてみなさん。本当にありがとうございました。
物に溢れるTOKYOに疲れたら行くべき島、それが利島!でした!!!!!!
みなさま、最後まで読んでくれてありがとうございました! それではまたね〜!
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スーツ姿の年上の彼が「遅刻するよ?」と声をかけてくれるものの「ヤダァ起きたくない」ってぐずってたら「な、ネクタイねじれてない?」とベッドに座って聞いてきたので、起き上がってネクタイ整えてあげてたら「よし、起きたな」って頭撫でられ、「やられたぁぁ」って悔しくなる朝、明日はください
— さえりさん (@N908Sa) 2016, 1月 7